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ピーリングの成分

ピーリング化粧品には植物やフルーツに含まれる酸を利用

自宅用のピーリング製品は、いわゆる「ケミカルピーリング」に該当する成分が配合されているものが殆どです。 
ケミカルピーリングとは酸を使うことによって、角質層を取り、皮膚を新しくする手法です。
『ピーリング化粧品』と呼ばれる製品に多く使用されているのが、『アルファヒドロキシ酸(AHA)』と呼ばれる植物やフルーツに含まれる酸などが殆どです。

『アルファヒドロキシ酸(AHA)』とはカルボキシル基(−COOH)とヒドロキシル基(−OH)を持つ物質の一般名で、グリコール酸、乳酸、クエン酸、酒石酸、りんご酸などがあります。

1)グリコール酸
グリコール酸は、サトウキビや未熟のブドウの実や葉などに存在する成分で、角質の柔軟効果や除去効果があり、ニキビや小ジワに効果があるといわれています。
乳酸は、動植物界に広く存在し、おだやかな角質溶解作用と共に保湿効果が高く、クスミやシミに効果があり、グリコール酸よりもヒリヒリ感が少ないため、敏感肌や高年齢の方に向いているようです。

2)クエン酸
クエン酸は、レモンやミカン、アンズなど柑橘類に含まれている酸味成分で、収れん作用をもち、酸化防止剤、収れん剤などとして化粧品に幅広く用いられています
酒石酸は、ワインを構成する成分とひとつで、植物界に広く存在し、化粧品には製品のpHを調整するために使われています。

3)りんご酸
りんご酸はその名前どおり、りんごなどの果実中に含まれていて低刺激性あるため、油性成分として化粧品に広く使用されています。

AHAの中で『ピーリング製品』として最も知名度のある成分は、グリコール酸です。グリコール酸は現在ケミカルピーリングの中で使われている酸で特に「ニキビ」対策に使われることが多いようです。 グリコール酸が選ばれる理由としては、その分子量の小ささにあります。

ピーリングが出来る成分の中で最も単純な構造であり、分子量の小ささゆえ浸透性においては、グリコール酸が際だっています。
ただ、成分に関しては、「濃度が濃いものほど、効く!」というわけではありません。
それは、使用者の肌質にも関係してきます。

肌質に合わないピーリング剤や高すぎる濃度を使用した場合や、1日に4〜5回などの過剰な洗顔、過剰なピーリングはもちろん角質を落としすぎて肌の負担になり、皮膚炎を起こしたりシミができたりなど、かえって逆効果を生んでしまうことにもなりかねません。

超敏感肌で、使ってみて「効き過ぎた。」と感じた場合には、週に1度か2度に回数を減らしてみるなど、肌の調子を見ながら利用するようにしましょう。

また現在では、草花木果(株式会社キナリ)が開発した新・角質剥離成分「SB発酵素」が配合された、「透肌マスクジェル」なども注目されています。

「SB発酵素」は肌に本来存在する酵素に代わって、古い角質を取り除く働きをする成分のようで、従来のピーリング成分とは異なり刺激感や負担も少ないのが特徴とのことです。
※オフィシャルサイトより抜粋。

>> ピーリングをする時の注意点